シリーズ宇宙学

  • 2021年09月01日(水)

    中1 「シリーズ宇宙学」講義を行いました。

    中1 宇宙学講義

    8/30(月)3・4校時に中学1年生を対象とした「シリーズ宇宙学」講義を行いました。

    今回は宇宙アドバイザー協会代表の冨永和江先生に「宇宙活動と国際協力」というテーマで講義をしていただきました。

    対面による講義を計画していましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症の状況により、Zoomを使ったオンラインでの講義となりました。

    講義ではJAXAの歴史やJAXAの仕事について,そして,10月1日に内之浦から打ち上げ予定のイプシロン5号機についても説明していただきました。

    また、国際宇宙ステーションについて講義をしていただきました。

    生徒からは、

     「15か国で集まる話合いで意見の食い違いなどはないのか」

     「月や火星に国境はあるのか」

     「ロケットの打ち上げは赤道付近がよいというが、シンガポールに発射台は作らないのか」

    などといった質問があり、新しい知識の習得とともに、さらに深く調べたいという意欲が高まりました。

    中学1年生は現在、宇宙学論文のテーマ設定に向けて事前調査をしています。

    今日の講義を基に、さらに自分のテーマを追求してほしいと思います。

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  • 2021年01月28日(木)

    中3「シリーズ宇宙学」講義を行いました。

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    令和3年1月28日の3・4校時に中学3年生を対象とした「シリーズ宇宙学」の講義が行われました。

    3年生にとっては中学校生活最後の講義となりました。

    講師は株式会社IHIの航空・宇宙・防衛事業領域 宇宙開発事業推進部 システム技術グループ 課長の篠原流先生です。

    今回の講義のテーマは「推進機(スラスタ)」についてでした。

    生徒からは「ハイブリッドエンジンはいくらぐらいするのか」といった質問が出ました。

    また,篠原先生は鹿児島県出身ということもあり,これからの学習の仕方についてもご指導を頂きました。

    3年間の講義をとおして学んだことを,論文や高校での宇宙学へつなげてほしいと思います。

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  • 2020年12月18日(金)

    中3 「シリーズ宇宙学」講義を行いました

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    令和2年12月15日(火)3・4校時に中学3年生は「シリーズ宇宙学」講義を行いました。

    今回の講師は,三菱重工業宇宙事業部技術部構造設計課圧力容器チームの田中宏明先生で,「ロケット」について講義をして頂きました。

    また,MBC南日本放送のテレビ取材も入り,生徒たちは少し緊張気味でした。

    最後の質疑応答では,いつもどおりの楠隼生らしい質問がいくつもありました。

    「海外のロケットと比べて,日本のロケットが優れているのはどのような点か」

    「技術の発達により,無人ロケットも増えていくと思うが,宇宙飛行士の需要は減るのか?」

    といった生徒の質問に,田中先生は丁寧に答えてくださいました。

    3年生は「シリーズ宇宙学」の総まとめとなる論文作成を行っています。

    今日の講義も生かしながら作成してほしいと思います。

    ※講義の様子は12/15のMBCニューズNOWでも放映されました。

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  • 2020年10月22日(木)

    高校1年 宇宙学講義

    10月21日(水),外部講師をお招きして宇宙学の講義が行われました。

     

    今回講義が行われたのは「航空工学系コース」「宇宙開発系コース」「応用工学系コース」の3つです。

    (各コースの特徴は6月5日の記事 http://nansyun.edu.pref.kagoshima.jp/article/2020060300092/ にてご確認ください)

     

    航空工学系コースでは東京都立大学システムデザイン学部航空宇宙システム工学科の金崎先生をお招きし,「翼の原理とその応用」というテーマでお話しいただきました。

    航空機発展の歴史から始まり,揚力の原理について大学レベルの数式を用いて説明していただきました。また,翼の周囲に生じる渦についても数式を用いて説明していただき,生徒達はとても興味をかき立てられたようでした。

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    宇宙開発系コースでは内閣府宇宙開発戦略推進事務局 技術参与の三輪田先生をお招きし,「有人宇宙開発~火星ミッションの検討」というテーマでお話しいただきました。

    火星まで有人で行くための課題や,それは現在どのような方法で実現されようとしているのかについて最先端を教えていただきました。また,火星に行くためにどのくらいの速度が必要になってくるのかといったことも実際に計算してみることができました。

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    応用工学系コースでは京都大学 生存圏研究所 生存圏電波応用分野教授の篠原先生をお招きし,「宇宙太陽発電」というテーマでお話しいただきました。

    宇宙太陽発電に関して,先生のご専門の電波を用いた送電技術の最先端を教えていただきました。40年以上前のアニメ未来少年コナンに出ていた宇宙太陽発電ですが,技術的には可能な段階になっているんだと驚かされました。

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    今後の宇宙学の授業では,生徒達がこれまでの授業や講義を生かしてそれぞれのテーマを決定し,論文作成に移っていく予定です。

    先生方,お忙しい中,貴重な講義をしていただきありがとうございました!

  • 2020年09月16日(水)

    高校1年 宇宙学講義

    9月16日(水)に宇宙生命系,航空工学系,宇宙開発系において宇宙学講義が行われました。

     

    宇宙生命系

    講師:山岸 明彦先生(現職:東京薬科大学生命科学部名誉教授)

    JAXAの進めているタンポポ計画や生命体の存在する惑星探査の仕方について講義していただきました。

    タンポポ計画とは,ISS-JEM(国際宇宙ステーション・日本実験棟)上での微生物の天体間の移動の可能性の検討と微小隕石の検出および生命の材料となり得る有機化合物の解析実験のことです。

    生徒たちは地球外生命体の存在に大きく胸を弾ませているようでした。

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    航空工学系

    講師:麻生 茂先生(現職:久留米工業大学 工学部 交通・機械工学科 特別教授)

    航空機発展の歴史や揚力の原理,航空宇宙工学の最新研究などについ講義していただきました。

    模型に風を送ることで実際に揚力がはたらく様子を確認できたので,生徒たちは大興奮でした。

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    宇宙開発系

    講師:三輪田 真先生(現職:内閣府宇宙開発戦略推進事務局 技術参与)

    火星に人類が行くとしたらどのくらいの年月が必要か,どのような課題があるかなどの講義をしていただきました。

    生徒たちは,火星に行って戻るためには多くの年月が必要ということを知り驚いたようでした。

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    宇宙学の論文作成に向けて今回の講義を生かしてほしいと思います。

    3人の先生方,お忙しい中,貴重な講義をしていただきありがとうございました。

  • 2020年06月05日(金)

    宇宙学オリエンテーション

    6月3日水曜日,宇宙学のオリエンテーションが行われました。

    宇宙学は,宇宙について自分の興味のある分野を自ら選択し探究することで,知識の習得はもちろん,広い視野や好奇心・探究心を育成していく授業です。

    自ら興味があることを調査するだけでなく,3学期には論文作成やクラス発表・全体発表も行われていく予定です。

    宇宙学は以下の4コースに分かれて実施されます。

    1.宇宙生命系コース   2.航空工学系コース

    3.宇宙開発系コース   4.応用工学系コース

     

    ここでは各コースの特徴を簡単に説明します!

    1.宇宙生命系コース

    宇宙生命系コースは一言で言えば「宇宙人を探しに行こう!」というコースです。まだ見ぬ地球外生命体に思いをはせ,その探査について学習します。ロマンを追い求めるだけでなく,生命の定義や生命の起源などについても考え,学習することで知識も習得していきます。

     

    2.航空工学系コース

    航空工学とは主に航空機の設計・製造,そして製造された航空機の運用や整備に関わる学問です。講義では,航空機の飛ぶ仕組みや航空機発展の歴史などについて学習し,航空機についての基礎的な知識を身につけていきます。また,宇宙機の推進機の種類や仕組みなどについても基礎的な知識を身につけていきます。

     

    3.宇宙開発系コース

    宇宙開発系コースでは,「宇宙空間を人間の営みに役立てたり,あるいは人間の探究心を満たしたりするための機器の開発」や「人間が宇宙に出て行くための活動」について,その実態などを学習します。宇宙旅行などの有人宇宙開発や,テラフォーミング(惑星地球化計画)について自らで考えていきます。

     

    4.応用工学系コース

    応用工学系コースでは,エネルギー分野をはじめとした幅広い内容について探究できます。「宇宙太陽光発電」について主に学びますが,生徒の中には自分の興味のある事柄・現象を宇宙空間の場に応用して考察を深める生徒もいます。学習内容の自由度が比較的高いコースとなっています。

     

    以上の4コースになります。気になるコースはありましたか?

     

    2学期には各コースに関連した講師の先生をお招きし,講演していただくことになっています。

    講演の様子はまたその時,このブログにてお伝えしますのでお楽しみに!

     

    以下の写真は生徒達が各コースの説明を聞いて,悩みながらコース選択の希望を書いている様子です。

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  • 2019年11月14日(木)

    中学3年・高校1年 宇宙学講義

    11月13日(水)に中学3年生・高校1年生向けに宇宙学講義が英語で行われました。

    演題 The Near Future of Human Space Exploration~有人宇宙探査の将来~

    講師 コルベン サイム 先生(ノースロップ・グラマン社)

    楠隼 宇宙学講義

     

    人類の宇宙探査の歴史と将来についてお話していただき,宇宙探査の今後の計画について学ぶことができました。

    また,探査には様々な職業の方々が関係し合っていることを知り,将来どのような形で宇宙探査に関わっていくことができるのか考えさせられる内容でした。

    英語で質問する生徒もいて,快く答えていただきました。

    楠隼 宇宙学講義

    楠隼 宇宙学講義

    コルベン サイム 先生,貴重な講義をありがとうございました。

  • 2019年10月29日(火)

    高1シリーズ宇宙学

    10月23日(水)に高校1年生において,宇宙学講義が行われました。

    今回は宇宙開発系と,応用工学系の講義でした。

     

    【宇宙開発系】

    講師;三輪田 真 先生(内閣府宇宙開発戦略推進事務局 技術参与)

    演題;有人宇宙開発 ~火星ミッションの検討~

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    【応用工学系】

    講師;篠原 真毅 先生(京都大学 生存圏研究所 生存圏電波応用分野教授)

    演題;エネルギー(宇宙太陽光発電)

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    生徒たちに夢を与えてくれる内容でした。

    また,これまでの授業の中で積みあがった疑問に答えていただけるような講義であり,生徒たちは,今後の論文作成に向かうにあたり大きなヒントを得たようでした。

    両先生方,お忙しい中ありがとうございました。

  • 2019年10月11日(金)

    高1 シリーズ宇宙学 航空工学系コース

    10月9日(水)に高校1年生の航空工学系コースにおいて宇宙学講義が行われました。

    講師:金崎雅博先生(首都大学東京 システムデザイン学部航空宇宙システム工学科)

    題目:翼の原理とその応用

    揚力の原理からはじまり,三次元翼について詳しく講義していただきました。

    また,有翼式宇宙往還機や火星探査航空機についてもお話しいただき,有翼機の応用の幅の広さを知ることができました。

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    金崎先生,貴重な講義をしていただきありがとうございました。

  • 2019年09月20日(金)

    高1 シリーズ宇宙学 宇宙生命系コース

    9月18日(水)の2,3限において,

    高校1年生の宇宙生命系コースにおいて宇宙学講義が行われました。

    講師;鳴沢真也(西はりま天文台天文科学専門員)

    どこかに宇宙人はいるはずだということを科学的に追及する内容に,生徒たちのワクワクが止まらないようでした。

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    鳴沢先生,ありがとうございました。