校長講話

  • 2019年10月10日(木)

    全校朝礼 教頭講話

    10月7(月)に行われた教頭講話の内容は以下の通りでした。

     本日は,表彰式と壮行会を行いましたが,地区新人戦では中学・高校とも多くの部活動生が活躍してくれて,大変嬉しく思います。また中学では,来週に地区の新人戦が行われる部活動も多くあります。今後の大会等に向けて,是非頑張ってください。また,中学3年生の生徒が,今週12日から神奈川県で開催されるジュニアオリンピック陸上競技大会に,鹿児島県代表として,200Mと400Mリレーに出場することになっています。県大会で優勝し,県代表として楠隼から出場するのは,初の快挙です。是非,自己記録を更新し,満足できる結果を残せるように頑張ってきてください。楠隼 から皆で応援しています。
     高校3年生はセンター試験の出願が先週終わりました。楠隼で育んだことは,他のどの 高校よりも勝るということを信じて,11人の絆で,どんなに高いハードルでも乗り越 えてください。君たちならできるはずです。
     ところで,君たちが最近の話題で興味を持っていることは何ですか?様々な話題がありますが,今日話したいことは,9月末に国連本部で,「気候行動サミット」のことです。この会で,地球温暖化対策を訴えて,若者の運動が世界に広がるきっかけを作ったグレタ・トゥーンベリさんは,16歳になるスウェーデンの環境活動家です。君たちと同世代の少女が,各国の代表を前に,誰から言わされたわけでもなく,本人の意思で立ち上がり,地球温暖化のせいで,自分自身を含む未来の子どもたちが,生命の危機にいることを涙ながらに切実に訴えたのです。彼女の行動力,そして,その勇気とパワー,彼女の「強く訴えることば」によって,多くの人々の心が動かされたということは確かです。昨今,あまりにも便利になり過ぎて,経済成長や目先の便利さ,欲だけを求め続けて生きている人たちが沢山いること。そのために様々な問題が発生しているということ。私も含めて,今一度,原点回帰し,自分たちが,今,何をすべきか,未来に命を繋いでいくために何が必要か,ということを常に考えて行動し,それを子どもたちに代々伝えていくことが,とても重要だと感じました。諸君は,全寮制という環境の中で多くの人に支えられながら生活しています。自分でできることは自分でしっかりやり,周囲に迷惑をかけないこと。今,行動できることをしっかりできる人間に成長してほしいと願っています。

    なお,講話の全文はPDFで掲載します。※閲覧には保護者専用パスワードが必要です。

    20191007[PDF:85KB]

     

  • 2019年08月20日(火)

    2学期始業式 校長講話

    8月20日(火)に行われた2学期始業式での校長講話は以下の通りでした。

     夏休みはいかがでしたか。7月末に行われた寮見学会・体験授業で運営に協力してくれた人たちありがとうございました。お陰様で多くの方々に参加していただきました。
     今日から2学期が始まりましたが,2学期も皆さんに日々実践して欲しいことは,以前から掲げている3つです。
     1 学力向上。進路実現。
     2 人間力向上。
     3 人の心の痛みの分かる人になる。相手の立場に立ってものを考える。
     2学期は1年で最も長く,多くの行事があります。日々の学校生活・寮生活・行事を通して3つの力をさらに高めていってほしいと思います。
     さて,「Pygmalion effect」という言葉を知っていますか。これは,モティべーションを高くキープするために引用される教育心理学の用語です。具体的には,「人は,他者に期待されれば,されるほど意欲が引き出されて,成績が向上する」というもので,「マイ・フェア・レディ」という映画の原作になったものです。私自身,これまでの教員人生の中で「Pygmalion effect」を実感した経験があります。以前,英語を担当していたクラスの生徒から,将来の夢のために英語をもっと得意にしたいという相談を受けました。アドバイスをすると,その日から私に言われたとおりに毎日英語の課題に取り組み続けました。その取り組みの中で,「私は英語教師として,生徒が伸びることを信じ,生徒自身ももしかしたら自分は英語ができるようになるかもしれないと自分を信じ続けました。」その結果,生徒は英語の力を飛躍的に伸ばしてくれました。みんなもやればできます。自分を信じて,自分の可能性を信じてがんばってみてください。結果は必ずついてきます。
     再来週の土曜日は体育祭です。家族の方々も体育祭を楽しみにしていると思います。これから,暑い中,体育祭の練習・準備でグラウンドに出ることも多くなります。無理しすぎて体調をこわすことのないように,熱中症にかからないように,健康面には万全を期して,楽しい思い出に残る体育祭にしましょう。

     

    なお,講話の全文はPDFで掲載します。※閲覧には保護者専用パスワードが必要です。

    R10820[PDF:678KB]

  • 2019年07月22日(月)

    1学期終業式 校長講話

    7月19日(金)に行われた始業式での校長講話は以下の通りでした。

     1学期もいよいよ終わります。始業式や全校朝礼で私が話したことについて,振り返りをしてもらいたいと思います。始業式で,日々実践してほしい3つのこととして,
     1 学力向上。進路実現。
     2 人間力向上。(自ら気持ちのいい挨拶をする,主体的に時間いっぱい清掃へ取り組む,文武両道を目指す,読書に励む)
     3 人の心の痛みの分かる人になる。相手の立場に立ってものを考える。
    を挙げました。
     先日,地域の方々から,進学実績やあいさつ・自転車マナーのよさについてお褒めの言葉をいただきました。以上のことを,校内だけでなく校外でも実践できている生徒が多いことを嬉しく思います。これからも日々実践してほしいと思います。
     さて,男子100mの世界記録保持者のウサイン・ボルトの所属する「レーサーズ・トラック・クラブ」の合い言葉は,"If it is to be,it is up to me!" 何かを成し遂げたいと思ったら,自分でやるしかない。自分次第だ!夏休み中もこの言葉を胸に刻み,勉強やその他の活動に取り組んでください。特に高校3年生,いよいよ勝負の夏です。夏休み勉強合宿も計画されています。いつもと環境や気分を変えて勉強にいそしんでください。メリハリをつけ,きつくなっても友と一緒に乗り越えてほしいと思います。中1から高校2年生,夏を謳歌してください。ただし,勉強にもしっかり取り組んでください。
     くれぐれも夏休み中は交通事故に十分に気をつけてください。8月20日の始業式には,290人全員が元気に集まる事を祈っています。皆さん一人ひとりが目標を高く掲げ,その目標達成に向け,一歩一歩努力していくことを期待しています。

     

    なお,講話の全文はPDFで掲載します。※閲覧には保護者専用パスワードが必要です。

    R1.7.19 終業式式辞[PDF:87KB]

  • 2019年05月31日(金)

    全校朝礼 校長講話

    5月27日(月)に行われた全校朝礼での校長講話は以下の通りでした。

     

    新年度が始まって1ヶ月半ほど経ったので,始業式で私が話した
     1 「学力向上・進路実現」
     2 「人間力向上(自分から気持ちのいい挨拶・自ら仕事を見つけて,時間いっぱい清掃へ取り組む,文武両道を目指す,読書に励む)」
     3 「人の心の痛みの分かる人になる・相手の立場に立ってものを考える」

    について振り返りをしてほしいと思います。

     さて,前回の「打ち込めば我が未来」に続く第2部の話をします。

     私は,18歳で高校の英語教師になるという人生の夢(目標)を決めて,その夢実現まで10年かかりました。その中で様々な経験をしてきました。その経験が今の私を作り上げています。

     君たちの10年後,20年後は,どのような人生を歩んでいると思いますか?この中学・高校生活こそが,その後の60年程の人生を決するかもしれません。そんな大事な時期を今生きています。頑張った分だけすべて自分の財産になります。未来の自分は,確実に,現在の自分の延長線上にあります。その未来の自分から「中学生・高校生の自分はよくやっているな。」とほめてもらえるような今を生きてください。 

     

  • 2019年04月17日(水)

    新学期始業式 校長講話

    4月6日(土)に行われた始業式での校長講話は以下の通りでした。

     平成31年度の出発にあたり,皆さんに,日々実践して欲しいことを3つ話します。
     まず,『学力向上と進路実現』です。中学生・高校生にとって毎日の授業が本分なので,授業中に集中して勉強に取り組むためにも,『起きる時間・寝る時間・勉強を始める時間』の三点を固定させ,健康管理をしっかりして,遅刻・欠席をしない体づくりをしてください。特に,高校生は,進路志望の早期決定と合格に向けた計画的な取り組みをしてください。
     次に,『人間力の向上』です。日常生活の中で人間力を向上していくには,日々の挨拶と清掃への取り組みが一番だと思います。そして,部活動にも積極的に取り組み文武両道を目指してください。また,本を読む時間を作り,心に栄養を与えて,若い感性を磨いて欲しいと思います。
     最後に,『人の心の痛みの分かる人になる,相手の立場に立ってものを考える』人になってもらいたいです。異年齢集団,様々な考え方や価値観を持った集団で,友人と切磋琢磨し,自分の意見を言ったり,人の考えを受け入れたり,認め合ったりしながら成長していって欲しいと思います。
     人生は人との出会いであり,人は出逢うべき人とは必ず出逢うとも言われます。楠隼で出逢ったかけがえのない同級生,先輩,後輩を大切にし,互いに認め合いながら,協力し合える集団を作ってください。
     皆さん一人ひとりが目標を高く掲げ,その目標達成に向け,一歩一歩努力していくことを期待しています。

     

    なお,講話の全文はPDFで掲載します。※閲覧には保護者専用パスワードが必要です。