公開日 2025年10月17日(Fri)
10月16日(木)に鹿児島市で開催された「九州宇宙ビジネスキャラバン2025鹿児島」とその前日に行われたサイドイベント2つに高校1,2年生の有志6名が楠隼を代表して参加しました。
今回の参加のきっかけは,1学期の宇宙学特別講義の際に、㈱Space Food Lab.取締役の浅野高光氏から、このキャラバンのサイドイベントである「KAGOSHIMA Space Food Night~宇宙が拓く、九州・鹿児島の食の未来~」にお誘いをいただいたことです。浅野氏やオープンスクールの特別講師としてお招きした菊池優太氏の御助言をいただきながら、準備を進めてきました。また、その中で、「宇宙アーキテクト育成シンポジウム2025鹿児島」に登壇する機会もいただきました。
「宇宙アーキテクト育成シンポジウム2025鹿児島」では、代表の3名が登壇し、楠隼の宇宙学や宇宙部の取り組み、「KAGOSHIMA Space Food Night」に向けた取り組みについて紹介しました。質問もたくさん受けていましたが、堂々と受け答えをすることができていました。
「KAGOSHIMA Space Food Night」では、「ゴミが少ない」「片手で食べられる」「カトラリー不要」等、制限の多い宇宙環境でも美味しく食べられるような商品のアイディアを考案し、実際に作りました。楠隼では、鹿児島のPRも兼ねるために、大崎町の企業コーセン様の芋餡と黒砂糖を使用したかるかんを制作し、提供しました。また、包装も紙1枚から作れて2つのものを入れられる容器を考案しました。生徒たちは、この日のために放課後や休日を使って準備をしてきました。
多くの食品メーカー様に並んでのブース出展となりましたが、たくさんの方に食べていただき、どこよりも早く売り切れ状態となりました。
たくさんのお声がけをいただいたり、生徒たちもいろいろ食べたりお話を聞きに行ったりと多くの大人たちとの交流は、貴重な経験になったと思います。すべてがうまくいったわけではないですが、プロジェクトマネジメントの難しさや楽しさも実感することができたと思います。
翌日には「九州宇宙ビジネスキャラバン」に参加し、若田光一宇宙飛行士をはじめとする第一線でご活躍される宇宙産業の方々のお話を聞いて、たくさんの刺激を受けたようです。
今回の経験を活かして、これからも色々なことに挑戦してほしいです。