公開日 2022年06月10日(Fri)
6月3日(金)午後に『令和4年度 第1回トップリーダー教室 ~生き方を学ぶ講演会~』を実施しました。
講師は 認定NPO法人Homedoor理事長の川口加奈先生でした。
【講師紹介】
14歳でホームレス問題に出会い、ホームレス襲撃事件の根絶をめざし、炊出しなどの活動を開始。19歳でHomedoorを設立し、シェアサイクルHUBchari事業等で生活困窮者ら累計2000名以上に就労支援や生活支援を提供する。Googleインパクトチャレンジ グランプリ、人間力大賞グランプリ・内閣総理大臣賞等を受賞。日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」に選ばれる。大阪市立大学卒業。1991年 大阪府高石市生まれ。
著書:「14歳で”おっちゃん”と出会ってから。15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」(ダイヤモンド社)」
認定NPO法人HomedoorのHPへのリンク:認定NPO法人Homedoor(ホームドア)
今までに考えたことの少なかったホームレスのことや社会企業のことを分かりやすいプレゼンテーションで紹介してくださり,生徒にとって非常に充実した講演会になりました。
生徒も大いに刺激を受け,活発な質疑応答が行われました。鋭い質問も多く,より引き締まった講演会にしてくれました。残念ながら時間の都合で途中で質問を打ち切らなければならなかったほど質問が多数ありました。
質問の様子
生徒会長によるお礼の言葉
質疑応答も含めて最後まで熱心に話をしていただいた川口先生に心から感謝いたします。
【生徒の感想(感想文より抜粋)】
「だれかがやってくれるんじゃない?と思わないで,自分を変えられるのは自分だけ(自分しかいない!!)と思いながら,これから楠隼中学校で努力したいです!!!!」「今日,父にこの話をしようと思っています」中学1年
「一番印象に残ったのは『貧困連鎖』という言葉である。連鎖の確率は25%ともとれる。私の中ではすごく多いものだと考える。”勉強できる環境がしっかりある”ということは当たり前だと思っていたが,そうでない方もいて,いまの環境に感謝をするべきだと思った」中学2年
「今回のトップリーダー教室で,私は【できることをする!】ということを学んだ」「川口先生は,ホームレスの人でもやり直せる社会にしようと変えている。私も,社会に役に立つような人になるために生きようと思った」「人のためになるような起業を自分も立ち上げてみたいです」中学3年
「ホームレスの現状を理解しておらず,ホームレスに対して仕事をせず家のない人という間違った考えをもっていたことに気づかされました」「中学生,高校生であっても企業と協力することで社会を変えることができる」高校1年
「社会起業というすごさを初めて知った」「【ホームレスの負の連鎖】があることに気付きました。金がないから家がない。家がないから仕事がない。仕事がないから金がない。のつながりで落ちていくということが分かりました。そんな社会を解決につなげていこうとする先生はすごいと思いました」高校2年
「一番心に響いたのは,川口先生がボランティア親善大使になっていたときに言われた【あなたは社会にとって良いことをしたいの?それとも社会を変えたいの?】という言葉」「『自分を変えられるのは自分だけ』という言葉を聞いたとき本当にそうだなと思いました。何かきっかけがあったり,チャンスが転がってきたとしても,結局そのチャンスを活かせるかどうかは自分次第なので,こういう瞬間になったときにどう行動に移せるか,日頃から常に想像力を働かせながらこれからの時代を生きていこうと思います」高校3年
生徒の感想文