公開日 2021年02月15日(Mon)
中学2年生では,高麗石(こうらいせき:5cm×5cm×10cm)を材料に,ペーパーウェイトを制作しました。ほぼ作品が完成しましたので報告します。
高麗石は,書道の「篆刻(てんこく:印)」や,美術のワークショップ等での「勾玉作り」で扱われる石です。柔らかいため加工がしやすく,また,研磨すると光沢が出る特徴があります。
授業では,導入として「日本における彫刻の歴史」→「街中のオブジェ」→「市販のペーパーウェイト」の順に学習しました。その上で,抽象的な形のペーパーウェイトを制作する目標を立てました。
制作工程は次の通りです。
① 高麗石にペンや鉛筆で下書きをし,削る計画を立てる。
② 金ヤスリで始めは荒取りをし,徐々に成形しイメージ通りの立体にする。
③ 耐水ペーパー(180→400→1000)の順に磨く。番号が小さい方が荒い。
ちなみに,評価の観点は「形の面白さ,機能性,仕上げの美しさ」の3つです。
生徒たちは一心不乱に削り,そして石をひたすらに磨きました。まるで自分自身を磨いてる姿にも見えました。
美術の授業で感じるのは,中学2年生の生徒たちの成長です。